$Date: 2018-07-07 06:49:13 +0900 (2018/07/07 (土)) $
$Revision: 1347 $
cmake で googletest の標準のサンプルを使う方法
概要
googletest を cmake で使う方法を説明します。
サンプルプロジェクト
https://github.com/google/googletest に格納されています。
取得方法
git clone https://github.com/google/googletest.git
プロジェクトの生成方法 (サンプルを有効にして構成)
Static Library
以下のように実行してプロジェクトを生成すれば googletest のコアがStatic Library でサンプル用のプロジェクトが生成されます。
cd googletest
mkdir build
cmake -Dgtest_build_samples=ON -Bbuild -H.
Shared Library (DLL)
以下のように実行してプロジェクトを生成すれば googletest のコアがhared Library (DLL) でサンプル用のプロジェクトが生成されます。
cd googletest
mkdir build
cmake -Dgtest_build_samples=ON -DBUILD_SHARED_LIBS=ON -Bbuild -H.
オプションの説明
サンプルの有効化
-Dgtest_build_samples=ON を指定するとサンプルが有効になります。
DLLの有効化
-DBUILD_SHARED_LIBS=ON を指定するとライブラリを DLL でビルドします。
プロジェクト、CMakeLists.txt があるトップディレクトリの指定
参考:
-B
Out-of-source build
-B でプロジェクトの生成ディレクトリを指定します。
-Bbuild のようにスペースなしでディレクトリを指定します。
-B"build with space" のようにダブルクオートで囲むとスペースありのディレクトリでも指定できます。
でもトラブルのもとになる可能性があるのでしないほうがいいと思います。
この際、同時に -H も指定する必要があります。
-H で CMakeLists.txt があるトップディレクトリを指定します。
-H. のようにスペースなしでディレクトリを指定します。